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コルクシート・コルク粒等のコルク製品

永柳工業のコルク

当社は、1896年(明治29年)に創業し、世界で最も品質が高いポルトガル産のコルクを日本で最初に手掛けたコルクメーカーです。
ワインやウィスキー、焼酎等のコルク栓やコルク粒やコルクシートを使用した工業部品用途を始め、近年では、グッドデザイン賞(中小企業特別賞)やキッズデザイン賞を獲得した当社開発コルクグッズの直販も行っております。
コルク製品は海外製コルクシートやコルクの床材等が多く流通していますが、当社のコルク製品は輸入品と違って異物が少なく均質であり、その品質は永らくご愛顧いただいているお客様からも高くご評価いただいております。
古参のコルクメーカーとして、1世紀を超す歴史の中で得たお客様からの信頼とそのご要望にお応えするために得た様々なノウハウこそが当社の財産であり、当社独自の製品として強度の高いコルク・柔軟性の高いコルク・着色コルクなど、その時代時代の要求に合わせ様々なバリエーションのコルク製品を開発しています。

デザイン賞受賞商品

 

コルクとは

コルク生産工程

コルクとは、コルク樫から剥いだ樹皮のことです。
コルクは地中海沿岸に成育するコルク樫の樹皮であり、その大半はポルトガルで収穫されています。
コルク樫が成木となる樹齢20年から寿命となる樹齢200~300年までの間、伐採することなく9年周期で再生されるコルク樹皮を収穫します。
収穫されたコルク樹皮からはまず最も需要の高いワイン栓を打ち抜き、残りの屑も廃棄することなく副産物の生産に用いられています。
当社はポルトガルで粉砕された最高品質のコルク粒(コルクパウダー)を輸入し、日本国内にある自社工程で、異物を除去してからコルク粒の大きさを整えています。
そして、厳選したコルク粒を圧縮成型したコルクシートやゴムを媒介にしたハイカーコルク(ラバーコルク)製品を生産し、販売しています。

 

コルクの特長

コルクは小さく分割された空気に満たされた細胞構造で構成されています。
コルクの構造は、1立法センチメートルあたり2,000万~4,000万個の独立した細胞で構成されており、低級脂肪酸を結合材とした細胞質でできています。
そのためコルクは、以下の特長がございます。

コルク栓

弾力性、疎水性

コルクは弾力性に非常に優れた素材ですので、圧縮されてても復元する力がございます。
コルクの構造は重量の約4割がスベリンという物質のため、疎水性に優れています。
そのためワイン栓やシャンパン栓、ウィスキー等のコルクの栓に多く使用されております。

当社コルク栓の特長はこちら(クリックしていただけると内容をご覧いただけます)
  • 当社のコルク栓はコルク粒を圧縮成型した圧搾コルクを主として採用しております。
    ワイン栓等のコルク栓の多くは天然コルクを採用しておりますが、近年では良質な天然コルクの収穫量が減少し、価格が高騰している状況です。
    当社は天然コルクにも劣らない性能を圧搾コルクで再現しております。
  • 当社独自の開発品であるPE成形コルク栓は、コルクにポリエチレンフィルムを被覆し、内容物の接触面にPETフィルムを装着しております。
    PE成型コルク栓は、一般的なコルク栓が抱えているコルクの臭い、異物、液漏れ、内容液への色付き、栓折れ等といった問題を解消したコルク栓です。
  • 当社オリジナルの木笠や樹脂笠と合わせて焼酎やウィスキー等用の様々な容器に合わせコルク栓を販売しており、コルク栓の選定から液漏れ試験等の技術サービスまで幅広い対応をしております。
    ※お問い合わせは当社クロージャーグループまで

コルク粒

軽量素材、抜群の質感

コルクは1立法センチメートルあたり2,000万~4,000万個の小さな細胞で構成されているため、比重が0.1~0.2と非常に軽い天然素材です。
コルクの軽さを活かし、バトミントンで使用されるシャトルコック等で採用されております。
又、コルクは質感も抜群ですので、お子様にも安全な専用配合でコルクの積木等のコルク玩具等を販売しております。

当社コルク粒の特長はこちら(クリックしていただけると内容をご覧いただけます)
  • 当社では最高品質のポルトガル産のコルク粒を更に選別しています。
    輸入されたコルク粒は粒度も不均等で中には不純物等が混ざっている場合があります。
    日本国内工場の独自設備で異物を除去し、良質なコルク粒を選別し、粒度も均一に揃えています。
    輸入されたコルク粒の水分含有量、比重確認、粒度分布、異物確認等を徹底した品質管理する事で良質なコルク粒の選別を実現しております。
  • 粉末状のコルク粒(コルクパウダー)から約10mmサイズのコルク粒まで幅広いコルク粒を選別し、製品化をしております。
  • コルク粒は、樹脂やゴムとブレンドするブレーキ材や離型剤用途等、幅広い用途でご採用いただいており、コルク粒を使用した新素材開発もお手伝いさせていただきます。
  • 小さいコルク粒(コルクパウダー)から大きいコルク粒まで取り扱えるのは、コルクメーカーの当社だからこそです。

コルク粒商品一覧

コルクシート

断熱性、高い摩擦係数

熱伝導率が低い素材ですので、非常に優れた断熱効果を発揮します。
コルクの断熱性は、コースターや鍋敷き等のキッチン用品をはじめ、コルクタイルやコルクマット等の床材、安全靴の底材やロケットの内装材等幅広い分野で活かされています。
又、コルクは摩擦係数が高い(滑りづらい)素材ですので、OA機器の分離材やクラッチ材として使用されております。

当社コルクシートの特長はこちら(クリックしていただけると内容をご覧いただけます)
  • メモボードやコースターなどでもお馴染みのコルク粒(コルクパウダー)を圧縮して固めたコルクシートは当社の主軸製品です。
    コルクボードのようなコルクシートは勿論のこと、長年培われてきたノウハウに基いて、コルクの厚材やコルクシートの切削や接着等の加工にも対応させていただいております。
    また当社では、他では類のない立体構造の成型コルクも実現いたしました。
  • 当社のコルクシートは選別した小さな粒のコルクシートから大きな粒のコルクシートまで幅広くラインアップしております。
    サイズは600mm×900mmとなり、厚みも0.8mm~150mmまでの製作が可能です。
  • 当社のコルクシートは長年培われてきたノウハウに基いて、強度が高いコルクシート、柔らかいコルクシート、硬いコルクシート、色付きのコルクシート等、様々なコルクシートの製作を実現しております。
  • 当社はコルクシートのバインダーとなる接着剤も環境対応品等吟味した配合で製造をしているため、品質に自信がございます。
    海外製のコルクシートと一番異なる箇所はシートの研磨作業(紙やすり等で擦る作業)の仕上げ工程がないことです。
    当社のコルクシートは研磨工程がありませんので、コルクシートの表面にもコルク屑がつくことなく、綺麗に仕上がります。

コルクシート商品一覧

コルクの成型品

防音性、耐候性

コルクは多孔質細胞の構造のため、振動や音を吸収してくれる特長がございます。
コルクの防音性や防振性を活かして、床材や壁材に多く使用され、重機車輛の吸音材等にも採用されています。
又、コルクは耐候性に非常に優れた素材ですので、屋外で長期的にシーリングされるガスケット材としても長年採用いただいております。

その他当社コルク製品の特長はこちら(クリックしていただけると内容をご覧いただけます)
  • 100年以上培われてきたノウハウにより、コルクの接着加工や切削加工は勿論の事、金型成型品の製作が可能になりました。
  • ハイカーコルク(ラバーコルク)は、コルクシートとは異なり、コルク粒(コルクパウダー)を固めるバインダーに合成ゴムを用いることで、コルクの特徴とゴムの特徴を併せ持ったハイブリッド製品です。
    ハイカーコルク(ラバーコルク)製のガスケットは耐候性や長期シール性に優れており、ガスメーターや電力設備などで永年の実績があります。

 

コルクの知識

コルク収穫

コルクは環境に優しい素材

コルクは、ポルトガルを主産地とする地中海沿岸に成育するブナ科コナラ属のコルク樫の樹皮です。
樹齢20年で幹の直径が20cmになり、最初の剥皮を行います。以降9年周期で皮を剥いで加工したものは様々な用途に使用され、樹齢250年位まで伐採することなく収穫が可能です。
コルクの森は南欧の砂漠化を防止し、イベリア山猫のような希少種を含む動植物の生態を支えています。
また、コルクの森は温暖化防止にも大きく貢献しています。皮剥ぎされたコルク樹は二酸化炭素を通常の3~5倍も吸収します。ポルトガルのコルクの森だけで年480万トン、地中海全域では1,400万トンもの二酸化炭素を吸収すると言われています

当社環境への取り組み(クリックしていただけると内容をご覧いただけます)
  • 木から剥がされたコルクはワイン栓や建材等各種天然製品に利用されるのですが、当社では、その副産物を砕いたコルク粒をポルトガルから輸入し、特殊合成樹脂をバインダーにして成型したり(圧搾コルク)、ゴムと混合したり(ハイカーコルク)して、様々な用途の製品を製造しております。
  • 近年ではレストランやホテルで使用済みのコルク栓を回収し、洗浄、選別を行い、再生コルクの製品化を行っております。

当社創業写真

コルクの歴史

コルクは、紀元前550年頃に於いて中国では既に知られていたと言われています。
古代ギリシャ・ローマ時代には、既に数種類のコルク製の道具(漁網の浮き・甕の蓋・履物)として使用されており、コルク生産国の建物では数世紀に渡って住居の床や屋根などにコルクの板が利用されていました。
コルクの需要は、16世紀のガラス瓶の出現により、17世紀に入って急激に増加しました。
そして1760年のスペインでは、コルク量産化のためにコルク樹の育成栽培が始められました。
日本では、江戸時代末期、諸外国から持ち込まれた洋酒類に使われていたコルク栓を再製し、目薬瓶の栓として利用したのがコルク加工のはじまりといわれています。
その後、明治時代に入りビール王冠用コルクいわゆるコルクジスクでの使用や、ガラス容器の発達に伴いコルク栓の需要は拡大しました。
当時は当社も、航空機燃料タンクのフロートや兵隊の水筒の栓としてコルクを加工していました。

コルクシート

コルクの工程

当社では最高品質のポルトガル産コルクを輸入し、コルク粒やコルクシート等のコルク製品の製造販売を行っています。
コルク自体の比重が0.1~0.2と非常に軽量素材のため、輸入時はコンパクトにする事を目的としてコルク粒同士が圧縮された状態になります。
当社は圧縮されたコルク粒を専用設備で元の状態に戻します。
粒自体の大きさが不均等のため、専用設備でコルク粒の大きさを均一に揃えます。
大きさを揃えたコルク粒にも質の悪いコルクや不純物が混入しておりますので、専用設備で質の悪いコルクと不純物を除去し、良質なコルクのみを選別します。
当社主製品のコルクシートは選別されたコルク粒と独自配合のバインダーを混ぜ合わせて、圧縮成型する事でコルクシートの母材となるコルクのブロックを製作します。
コルクブロックからお客様のご希望に合わせた厚みにスライス作業を行う事でシート化しております。
バインダーを合成ゴムにする事で当社のもう1つの主製品であるハイカーコルクを製造しています。
ハイカーコルクも製作方法は大きく変わらず、母材であるブロック(厚みは27mm)からスライス作業を行い、ハイカーコルクシートを製造しております。

当社コルク製品のこだわり(クリックしていただけると内容をご覧いただけます)
  • 配合は全て独自配合ですので、食品対応品、高強度、着色コルク等、用途に合わせたコルク製品の製作を可能にしています。
  • コルクシートの母材が厚み150mmのブロック材ですので、厚み0.8mmの薄材から厚み50mmを超えるコルクシートの製作が可能です。
  • コルク粒の大きさを均一にしておりますので、粒同士のバラツキが少なく、外観部品にも適しています。
  • 海外製コルクシートと異なり、仕上げの研磨作業がないため、コルクシートの表面にコルク屑がつくことなく、綺麗に仕上げています。
  • ハイカーコルクの合成ゴムも当社独自配合品ですので、あらゆる用途に合わせたハイカーコルクをご案内させていただきます。
コルクの構造

コルクの科学

コルクの構造は、左図のように6角柱の細胞がレンガを積むように交互に重なっており、低級脂肪酸を結合材とした細胞質でできています。
1立法センチメートルあたり2,000万~4,000万個の小さな細胞からなり、細胞の中は空気とほとんど同じ気体で満たされています。
そのためコルクは、
・軽くて弾力性がある。
・断熱・防音性に優れている。
・摩擦係数が高い。
・液体に対して疎水性に優れている。
・質感・感触がよい。
・安全性が高い。
・腐りにくい。
などの特徴があり、それを活かして様々な分野で利用されています。

 

コルクのQ&A

ご質問をクリックしていただけると、回答がご覧いただけます。

コルクは日本製?
  • 当社のコルク製品は世界で最高品質と言われているポルトガル産のコルクを100%使用しております。
  • 最高品質のコルクはポルトガルやスペイン等の地中海沿岸で主に成育されており、その大半がポルトガル産となります。
  • 良質なコルクは樹皮の中心部となりますので、樹皮が厚くならないと収穫ができません。
  • 地中海沿岸で吹く偏西風(熱風)からコルクが身を守ろうと樹皮を厚くすることで良質なコルクを収穫できます。
  • 四季がある日本では樹皮が厚くなりませんので、良質なコルクの収穫ができません。
海外製のコルクシートと日本製のコルクシートの違いは?
  • 生産拠点にもよりますが、海外製のコルクシートは仕上げ作業に研磨工程(紙やすり等で擦る作業)があるため、コルクシートの表面に研磨後のコルク粉が付着しております。
  • 当社のコルクシートは長年のノウハウと経験値により、研磨工程がなくても品質の良いコルクシートを生産しております。
コルクの主な用途は?
  • コルクはワインやウィスキー、焼酎等のコルク栓を初め、コルクの玩具や床材、コルクコースター等の生活雑貨から重電設備のガスケットやロケットの断熱材等、幅広い分野に使用されております。
  • コルクは天然素材でありながら、合成製品に劣らない特性を持ち合わせた素材です。
コルクに有害物質は含まれている?
  • コルクは天然素材ですので、有害物質の含有はありません。
  • コルクシート等に使用する接着剤も環境対応できる素材を吟味して使用しております。
コルクの値段は?
  • コルク粒やコルクシート等、製品によって価格が異なります。
  • お見積りさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。

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