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自然にやさしいコルクができるまで

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はじめに

こんにちは、コルットくんです。

普段はコルクが大好きな店長のお手伝いをしつつ、店長がいない時、
こっそりここでコルクマットの豆知識をみなさんに教えています。
今日はコルクマットの原料であるコルクについての豆知識をお話しますね。

コルクといえば誰もが一度は目にしたことがあるとても身近な存在ですが、
どのように作られているかは意外と知らない人が多いのではないでしょうか。
ただ木を切って裁断したものを固めているだけじゃないの?」と考えたそこのアナタ!
う~ん、惜しいけれど少し違います。

コルクは木の風合いをもっていますが、実は木を伐採せずに作られているのです

今日は人にも自然にもやさしいコルクの豆知識を僕がお教えしますよ。

=もくじ=
1. コルクとは
2. コルクの産地 ~コルクができるまで~
3. 収穫時期で変わる?!コルクの使い道
4. コルクが環境にやさしい理由
5. まとめ

コルクとは


コルクとは、コルク樫を剥いだ樹皮のこと。

木の自然な風合いをもっているため、「伐採した木を粉砕したもの」と認識している人も多いようですが、それは間違いです。

コルク樫の樹齢20年から200~300年の間、9年サイクルで再生される樹皮を剥ぎ取って作られており、
木の伐採は一切行っていないんですよ。

コルクの産地 ~コルクができるまで~



コルクの代表的な産地はポルトガルです。 僕たちが取り扱っているコルクマットをはじめとしたコルク製品は日本で製造していますが、コルク粒は全てこのポルトガル産を使用しています。

たまに「国産じゃないんですね…」とがっかりされてしまうことがありますが、ポルトガルはコルクの世界シェアの8割を占しめており、業界では言わずと知れたコルク大国。世界の中でもポルトガル産のコルクは最高品質と言われているんですよ。
なぜポルトガル産のコルクが良質なのか、その秘密はコルクができるまでの過程に隠されています。

先ほど説明した通り、コルクはコルク樫の樹皮のことを指します。 ポルトガルをはじめ、ヨーロッパの大西洋側には熱い偏西風が吹いていて、樹皮を剥がされたコルク樫は偏西風から身を守ろうとより分厚い皮を作り出そうとします。これにより、上質なコルクが出来上がるのですよ。

収穫時期で変わる?!コルクの使い道



コルクと言われるとワインのコルク栓やコルクボードなどをイメージされる方が多いと思いますが、軽くて質感が良く、弾力性や摩擦性、断熱性に優れているなど多くの特性を持ち合わせていることから、実は色んな用途で使われています。
そしてその用途は皮の収穫時期によって異なるって知っていましたか?

コルクは樹齢20年を過ぎたコルク樫から9年ごとに皮を剥いでいきますが、初めて剥ぐ皮のことを「バージンコルク」、2回目に剥ぐ皮のことを「セカンドコルク」といいます。これら2回分の樹皮は硬くてゴツゴツしているため、細かく砕いてして床材や建材などに使用されます。

3回目以降に収穫した樹皮は「アマディアコルク」と呼ばれ、1、2回目と比べて柔らかく滑らかな材質となり、ここでようやくコルク栓を抜き取りが可能な段階になるんです。

僕たちの生活の中で最も身近なコルク製品のコルク栓ですが、1本の木からコルク栓を作れるようになるまでには想像以上に長い道のりがあるなんて驚きですね!

コルクが環境にやさしい理由


森林伐採をしないコルクですが、環境にやさしいと言われる理由はそれだけではないんです。
細かくご紹介していきますね。

□ CO2の吸収




木はCO2(二酸化炭素)を吸収し、酸素を作り出しますよね。

コルク樫は9年周期で皮を剥ぎ取るのですが、
皮剥ぎされたコルク樹の二酸化炭素吸収量はなんと通常の3~5倍に増量するんです!

ポルトガルだけでも年480万トン、地中海全域では1,400万トンもの二酸化炭素をコルク樫が吸収すると言われていて、地球温暖化対策に貢献しています。

□ 廃棄物が少ない




先ほどもお話をしましたが、コルクは収穫時期によってそれぞれ用途が変わり、まだ皮が硬い初期の段階でも、建材など目には見えにくい箇所などに使用することができます。
また、3回目以降の収穫から需要が最も高いコルク栓を抜きとっていますが、コルク栓が抜き取られた後の屑も、細かく粉砕し副産物として生まれ変わります。

近年、自然破壊や、ゴミ問題などたびたび取りざたされますが、コルクは伐採せずに1本の木から長い間収穫ができるうえに収穫後無駄になる部分がほとんどない、とってもエコな資材なんです。

□ コルクが生み出す自然循環



先ほど収穫したコルクの廃棄物が少ないと言いましたが、コルクの元である樫の木もまた無駄の少ない植物です。

コルク樫は広い枝が特徴的で、時期がくるとたくさんのどんぐりを地面に落とします。実はこのどんぐり、店長の大好物でもあるイベリコ豚の餌として食べられており、そのフンはコルク樫の肥料として使われています。

コルク樫の木の周りには、このした循環システムが生まれており、コルクは自然保護の役割も果たしているのです。

まとめ


コルクの豆知識、いかがでしたか。
意外と知らないコルクの一面を発見できた人がいたらとても嬉しいです。

コルクについてもっとも詳しく知りたい方はコルクの知識も読んでみてくださいね。



それでは今日はこのへんで。またどこかでお会いしましょう!

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